RadiocraftsのRIIMによるCloud-to-Sensorプロトタイプネットワークは、理論値ではなく実際のセンサデータを使用してアプリケーションを作成したいクラウド開発者向けに設計されています。RIIMボードは、クラウド接続機能を備えた概念実証RIIMセンサネットワークをユーザーが簡単に作成できるように設計されています。ボードは、センサの読み取り用として事前に構成されています。センサによる読み取り値が事前に読み込まれているファームウェアの構成は、RIIoT SDKを使って変更可能です。
RIIMネットワークでは、最大200メートルの範囲で最大1,000枚のセンサボードを使用できます。ネットワークの最も単純な構成において、ユーザーがクラウドアプリケーションのIPアドレスを定義し、ボードの電源を入れます。セットアップが完了すると、RIIMモジュールをセンサボード上で構成して、ボード上にあるセンサの任意の組み合わせを読み取ることができます。クラウドアプリケーションは、CoAP over IPv4を介して各センサにアクセスし、実際のセンサデータを取得できます。RIIMセンサネットワークは、ユーザー定義ICIアプリケーションを変更することで、テストできます。
RIIMボードには、センサボード、開発ボード、ボーダールータボードが含まれます。センサボードには、温度/湿度センサ、アナログ光センサ、加速度計、ホール検出器、LED(GPIOで制御可能)、VOCガスセンサを含む7つの業界標準センサが搭載されています。開発ボードは、センサの数が少ない点を除いて、センサボードに似ています。ボーダールータボードには、Ethernet上のIPv4インターフェースがあります。ボーダールータとして構成されているため、ネットワーク内の任意のセンサにアクセスして、データをクラウドアプリケーションに転送できます。
開発ボードとセンサボードは、メッシュルータやリーフノードとして構成できます。メッシュルータは、親ノードとの間でデータを転送したり、子ノードにデータを転送したりできます。データを収集して、ローカルのセンサやアクチュエータに転送します。また、必要に応じてネットワークを拡張します。リーフノードは、ローカルセンサやアクチュエータとの間でデータを収集し、その親ノードに転送します。スリープ状態にして、超低消費電力(8µA)を実現できます。
特長
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- ●7つの業界標準センサを搭載
- ●クラウドへのCoAPインターフェース
- ●IPv4およびIPv6通信
- ●すべてがセンサボードに含まれ、開発時間を短縮
- ●自動ネットワーク設定、自己回復/形成
- ●超低消費電力(スリープモードで8µA)
- ●都市環境では200メートルの範囲、LOSは5kmの範囲
- ●最大12km×12kmのエリアをカバーする29メッシュホップをサポート
- ●ICIを介したユニバーサルセンサ/コントローラインターフェース
- ●CoAP、RPL、6LoWPAN、およびDTLSセキュリティをサポートする産業グレードの品質
- ●グローバルサポート、ソフトウェア構成可能868MHz/915MHz
- ●高ノード数:最大1,000ノード
- ●ミストコンピューティングのサポート
- ●Radiocraftsの事前構成済みボードを使用したセンサを備えた完全なワイヤレスメッシュネットワーク
- ●IEEEE802.15.5 e/g、RPL、6LoWPAN、CoAPなどの確立されたRF標準に対応
- ●双方向対称通信:50kbps
- ●1つのネットワークで最大1,000個のセンサボードに接続
用途
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- ●クラウド開発
- ●街路照明
- ●照明制御
- ●気候制御
- ●アクセス制御とセキュリティ
- ●ワイヤレスセンサネットワーク
- ●農業用
- ●スマートシティ
- ●スマートビルディング
- ●エネルギー管理システム
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