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村田製作所のAMRセンサ(磁気センサ)についてご紹介します。


村田製作所のAMRセンサ(磁気センサ)

村田製作所のAMRセンサは、磁界の強さや向きによって抵抗値が変化するAMR素子を利用した磁気センサです。磁石と組み合わせることにより、回転や位置の検知を非接触で行うことができます。AMR(Anisotropic Magneto Resistive effect;異方向性磁気抵抗効果)とは、磁場の強弱によって電気抵抗が変化する現象で、AMR素子の素材はNiやFeなどの合金で強磁性金属です。

 AMRセンサは、AMR素子とその出力信号をデジタル信号に変換するICとが1パッケージなっており、入力端子(VDD)、GND端子(VSS)、出力端子(VOUT)の3端子構成です。また、消費電流を抑えるためにサンプリング回路を搭載しています。

エンコーダ用アナログ出力タイプ

 アナログ出力タイプは、磁界に応じて出力電圧が変化します。そのため、モータの回転軸などに磁石を取り付け、これに近接させることで回転や変位を検出することができます。工作機械などのロータリーエンコーダは、小型で低消費電力が求められています。本AMRセンサーはそうしたニーズに応える性能を備えています。

MRES301B DIP化モジュール
の主な仕様

●電源電圧:5.0V
●抵抗値: 550kΩ (typ.) (Vcc-GND間)
●中間電位:2500mV (typ.)
●磁界印加時変動値:25mV (min) (B=8mT)
●DIP形状なのでブレッドボードなどですぐに使用できます。
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位置検知・回転検知汎用タイプ

 このAMRセンサは、磁気の強度によって内蔵ICがH/Lのデジタル信号を出力する磁気スイッチとして働きます。磁石と組み合わせることにより、位置や回転など様々な動きを検知できます。磁気スイッチは、シリンダースイッチの位置検出やスマートガスメータ、スマート水道メータの回転検知に利用できるほか、一眼レフカメラ、ビデオカメラ、冷蔵庫などの開閉検知などにも使用できます。電源電圧や応答周波数など、使用条件に応じて選択が可能です。

ノートPCの開閉検知の例



MRMS201A-001の主な仕様
●使用温度範囲:−40℃〜+85℃
●電源電圧範囲:1.6V〜3.5V
●ローレベル出力電圧:0.3V
●ハイレベル出力電圧:2.7V
●消費電流:5.0μA(typ)
●消費電流規定条件:Vcc3.0V(typ)
●動作磁界(Hon):2.5mT(max)
●動作磁界(Hoff):0.5mT(min)
●保存温度範囲:−40.0℃〜+125.0℃

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MRMS205A-001の主な仕様
●使用温度範囲:−40℃〜+85℃
●電源電圧範囲:3.0V〜5.5V
●ローレベル出力電圧:0.5V
●ハイレベル出力電圧:4.5V
●消費電流:8.0μA(typ)
●消費電流規定条件:Vcc5.0V(typ)
●動作磁界(Hon):2.5mT(max)
●動作磁界(Hoff):0.5mT(min)
●保存温度範囲:−40.0℃〜+125.0℃

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MRMS501A-001の主な仕様
●使用温度範囲:−40℃〜+85℃
●電源電圧範囲:1.6V〜3.5V
●ローレベル出力電圧:0.2V
●ハイレベル出力電圧:1.6V
●消費電流:3.0μA(typ)
●消費電流規定条件:Vcc1.8V(typ)
●動作磁界(Hon):2.5mT(max)
●動作磁界(Hoff):0.5mT(min)
●保存温度範囲:−40.0℃〜+125.0℃

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