テクノフロンティア2018は2018年4月20日に成功裏に終了致しました。開催期間中はマルツエレックのブースへのご来場、まことにありがとうございました。ご来場いただきましたお客様へ、心より御礼申し上げます。
サンケン電気株式会社様×マルツエレック in テクノフロンティア
テクノフロンティア2018 マルツエレック展示ブースでは、サンケン電気株式会社の技術協力のもとマルツエレックが開発したデジタル電源用マイコン評価基板 CHEWING GUMの実働展示および、技術解説、セミナーを開催致します。
CHEWING GUMとは?
CHEWING GUMは、豊富なアナログ機能と、高性能DSP・高分解能PWMを内蔵した、デジタル電源を始めとするパワー制御アプリケーションに最適な8ビットMCU、MD660xシリーズの「MD6602」を単体で評価できる超小型評価ボードです。
CHEWING GUMは。53mm×18mmと小型サイズで、MCUの端子信号を2.54ピッチの端子に引き出しておりブレッド・ボードなどに搭載可能。2色LED、リセット・ボタンを搭載し、PCと接続することでバス・パワー動作します。デバッグI/F回路内蔵。統合化開発環境IDE_MD660xによりFLASH書き換えやデバッグ可能です。
◯デジタル電源制御用マイコン MD660xシリーズの概要
MD6602シリーズは、デジタル電源などのパワー制御アプリケーションに最適な8ビットMCU(Micro Controller Unit)です。
8bitCPUに加え、高性能な16bitTinyDSPを2ユニット搭載した独自の構成で、電源制御などの高速演算が必要なアプリケーションを、スマートに、低消費電流で制御します。さらに、豊富なアナログ機能、高分解能PWMなどの強力なシステム・サポート機能で、高効率かつ高性能なパワー制御アプリケーションが実現できます。
MD660xシリーズには、MD6601とその後継品種であるMD6602の2品種があります。
MD6601とMD6602は基本的にはほぼ同等の機能ブロックから構成されています。MD6602は多くの機能ブロックでMD6601に対して強化されています。「CHEWING GUM」ではより高性能な「MD6602」の評価ができます。
▽豊富なアナログ機能
高速10ビットA/D変換器、高精度12ビットA/D変換器、D/A変換器、高速コンパレータ、汎用オペアンプなどを内蔵しています。
これらのアナログ機能の間や、アナログ機能と外部端子との間は、プログラマブルな内部配線網を介して相互結線が可能です。
▽高性能DSP演算機能
メインのCPUに加えて16ビットTiny DSPを2ユニット搭載し、システム処理はCPUで、演算処理はTiny DSPで、並列に処理することが可能です。Tiny DSPは、乗算・積和に加えて除算処理もサポートしています。
▽高分解能PWM機能
PWM出力波形は1ns分解能でデューティと周期を設定可能です。デッド・タイムの自動付加機能や、コンパレータなどの外部イベントに同期したPWM波形のデューティ・カットやサイクル・カットなどの高速応答も可能です。
▽周辺レジスタ間自動データ転送機能(DSAC)
内蔵周辺機能のレジスタ間でデータを自動転送することが可能です。たとえば、A/D変換器、Tiny DSP、PWM間でデータを自動転送すると、CPUの介在なくフィードバック制御が可能になります。その間、CPUは異常検知や通信処理などシステム処理に集中できます。
テクノフロンティア2018 マルツエレック展示ブースにて、CHEWING GUMの実物をぜひお手元で御覧ください。