OPA2189 CMOS精密オペアンプ

　Texas InstrumentsのOPA2189高精度、超低ノイズ、高速セトリング、ゼロドリフトのオペアンプは、レールツーレール出力動作を行い、マルチプレクサにフレンドリなアーキテクチャと制御されたスタートアップシステムを備えています。これらの機能と優れたAC性能に、シングルチャンネルバージョン向けにオフセット電圧0.4µV、温度範囲でのドリフト係数0.005µV/°Cという性能が加わったことから、OPA2189は精密計測、信号測定、アクティブフィルタ処理などの用途に最適です。

　マルチプレクサにフレンドリな入力アーキテクチャにより、大きな入力差動電圧を印加する際の突入電流が防止されます。これによってマルチチャンネルシステムでのセトリング性能が向上し、同時に輸送、取り扱い、組み立て時に堅牢なESD保護が提供されます。このデバイスは、－40°C～+125°Cの温度範囲にわたって動作するように仕様規定されています。

特長

• • ●超高精度
  • ●優れたDC精度
  • 　　・CMRR：168dB
  • 　　・オープンループゲイン：170dB
  • ●低ノイズ
  • 　　・1kHzでのe_n：5.2nV/√Hz
  • 　　・0.1Hz～10Hzのノイズ：0.1µV_PP
  • ●広い電源電圧範囲：4.5V～36V
  • ●静止電流：1.7mA(最大)
  • ●優れたダイナミック性能
  • 　　・ゲイン帯域幅：14MHz
  • 　　・スルーレート：20V/µs
  • 　　・高速セトリング：10Vステップ、1.1µsで0.01%
  • ●堅牢な設計
  • 　　・マルチプレクサにフレンドリな入力
  • 　　・入力のFRI/EMIフィルタ処理
  • ●レールツーレール出力
  • ●入力に負のレールも含む

用途

• • ●高精度マルチチャンネルシステム
  • ●ブリッジアンプ
  • ●歪ゲージ
  • ●温度測定
  • ●抵抗温度検出器