NTCLE350シリーズ 絶縁リード付き高温センサ

　VishayのNTCLE350シリーズのリードは、最大＋185℃の高温に耐えるように強化されています。VishayのNTCLE350のPEEK絶縁NiFe合金導線は非常に低い熱伝導率を提供します。コンポーネントがアプリケーション内のホットスポットを測定する場合、ワイヤを介した熱損失は実質的に発生しません。

　NTCLE350は、熱伝導性の高い銅線を備えた他のコンポーネントとは異なり、温度偏差がなく、＋185℃のピーク温度で±1.7℃以内の温度を検出できます。リード線のPEEK絶縁は、(たとえば、テフロンとは異なり)エポキシコーティングへの良好な接着を提供し、それによって高湿度条件(＋85℃/85%相対湿度)でのコンポーネントの動作を改善します。

　センサの包括的で堅牢な構造により、溶接、ろう付け、成形、ポッティングなどの困難なアセンブリ取り付けプロセスにも適しています。NTCLE350はAEC-Q200認定を満たしているため、あらゆる自動車用途(燃焼エンジンと電気モータ)、特に排気ガス再循環や油温センサ(トランスミッションシステムおよび液冷スタータ/発生器システム)に最適です。高温環境での要求の厳しい産業用アプリケーションも、このコンポーネントの潜在的な候補です。