MAX31888高精度±0.25℃ 1-Wire温度センサ

　MaximのMAX31888は、1線式、高精度、低電力のデジタル温度センサで、－20℃～＋105℃まで±0.25℃の精度で精密温度監視が可能です。MAX31888は、測定中は68μAの動作電流で動作し、16ビットの分解能(0.005℃)を備えています。このセンサは、1線式バスでマイクロコントローラと通信を行い、通信に必要なデータラインは1本(およびグランドリファレンス)のみです。さらに、センサは「寄生電力」を介してデータラインから直接電力を引き出すことができるため、外付け電源が不要になります。

　各MAX31888は、チップに工場でプログラムされた独自の64ビット登録番号を持っています。この一意の64ビット登録番号は、マルチドロップ1線式ネットワークの場合、ノードアドレスとして機能します。マルチドロップネットワークでは、オプションのGPIOピンをアドレスビットとして使用して、各デバイスの物理的な場所を特定することができます。MAX31888は、6ピンμDFNパッケージで提供されます。外部電源の電源電圧範囲は1.7V～3.6Vで、動作温度範囲は－40℃～＋125℃です。

　MAX31888EVSYS#評価システム(EVシステム)は、アラーム機能付きMAX31888 1線式温度センサのデモを行います。MAX31888 EVシステムには、MAX31888評価キット(EVキット)とUSB2PMB2モジュールが含まれています。Windows 7/8/8.1/10互換のソフトウェアは、MAX31888の機能を実演するユーザーフレンドリーなインターフェースを提供します。

　MAX31888 EVキットには、オンボードのDS2484 I2C対1-Wireコンバータが含まれ、6ピンμDFN MAX31888ALT+Tが搭載されています。

ブロック図

特長

• • ●精度±0.25℃の精密な温度測定と制御
    ●温度測定時の消費電流68μA
    ●<0.6μAのスタンバイ電流

応用

• • ●精密な温度監視
    ●RTDの交換品
    ●モノのインターネット(IoT)センサ
    ●コールドチェーン